上野動物園にいた歴代パンダの名前はご存知でしょうか？
団塊世代の方なら、初めて日本にやって来たジャイアントパンダのこと、「ランラン-蘭蘭」と「カンカン-康康」については印象に残っていると思います。
今回はその歴代パンダについて見ていきましょう。
上野動物園にいる歴代パンダ
現在、上野動物園には２頭のパンダが飼育されています。
リーリーとシンシン
シャンシャンを産んだ「シンシン」の他にも
「リーリー」というオスがいます。
なんとも笹を食べてる姿が愛らしいですね。
上野動物園の歴代パンダ名前と秘話
実は、過去の歴代パンダ達の数はなんと10頭！では見ていきましょう。
（出典元：http://www.ueno-panda.jp/history/）
カンカン 康康
ランラン 蘭蘭
パンダといえば？皆さんご存知この「カンカン」と「ランラン」は1978年に田中角栄が総理大臣に就任した際に日本と中国の関係を良くしたい、今よりも日中の国交回復という一つの架け橋として、まだ中国にしか生息していなかった「ジャイアントパンダ」を親善大使として”2頭”日本へプレゼントしてくれたという歴史があるんですね。
ホァンホァン 歓歓
「ホァンホァン」中国からやって来たのですが、何と生涯で3頭の赤ちゃんを産んだ強い母親パンダですっ！通常パンダの出産は1度に1頭産むことが多いのですが（まれに双子出産などで2頭産むことも）パンダの平均年齢などを考えるとなんともパワフルです！
フェイフェイ 飛飛
「フェイフェイ」も中国から日本にやって来たジャイアントパンダ。
その中でも一番長生きしたパンダと言われていますっ。なんと推定年齢は27歳！
パンダの基本的な寿命は約15年〜20年と言われていますので、「フェイフェイ」は良く食べ良く遊ぶ元気な子だったんでしょうか♫ 大人になったら「ホァンホァン」と愛を育むことになり何度か試練を乗り越えたのち父親になります。
チュチュ 初初
「チュチュ」は「フェイフェイ」と「ホァンホァン」の間に生まれた初めての赤ちゃんパンダです。
２頭の間で人工授精を実施、何とか成功し元気に生まれてくれましたが出産後に初めての子育てで不慣れだった「ホァンホァン」の体の下敷きになってしまい、胸部を圧迫されたことが原因で亡くなってしまいました。出産後パンダは痛みを和らげるためにコロコロ転がったりすることがあるみたいなんです、でもその時に通常は赤ちゃんを口に加えたりして守ろうとするらしいのですが、チュチュの場合は不慮の事故だったんでしょうね、、＞＜
トントン 童童
トントンはチュチュが亡くなった後、再度「フェイフェイ」と「ホァンホァン」の間で人工授精が行われ誕生した日本で２頭目の赤ちゃんパンダです！
この子は事故もなく元気に育ち、木登り大好きなパンダになりました！
当時名前を一般公募すると？！何と27万件の応募が集まり一躍人気者にっ。当時上野動物園を盛り上げるスター的な存在になりました。
ユウユウ 悠悠
「ユウユウ」は「フェイフェイ」「ホァンホァン」の３頭目の赤ちゃんパンダですね！この子も無事に大きく育ちました！約4年後に日中の友好関係の架け橋、そして赤ちゃんを作るために、「リンリン」とバトンタッチで北京動物園へお引越しました。
シュアンシュアン
「シュアンシュアン」はなんと日本初、メキシコからやって来たジャイアントパンダです。来日目的は人間でいういわゆる”お見合い”でしたっ♫
2003年に来日し上野動物園に滞在した期間は約1年10ヶ月、その期間中に3回の人工授精を試みるも、残念ながら赤ちゃんを授かることができず2005年の9月にメキシコへ帰還しました。パンダの赤ちゃんを授かるのは凄く大変みたいですね＞＜
リンリン 陵陵
「リンリン」は1992年に北京動物園からやって来ました。
当時「フェイフェイ」と「ホァンホァン」の間に生まれたパンダ「ユウユウ/オス」、同じく２頭の間に生まれた「トントン/メス」は兄弟だったので繁殖には向かず、そこで日本の「ユウユウ」と中国の「リンリン」を交換して繁殖できる状態にしましょう！となったのがキッカケです。
しかし毎年のように人工授精を行いますがなかなか相性が合わず「トントン」との赤ちゃんを授かる前に「トントン」が先に亡くなってしまいました。
その後、メキシコパンダと3回に渡って人工授精を行いますがうまくいかず。。
※これで先に記述した「シュアンシュアン/メス」が日本にやってくることになったのです。
結果「リンリン」は生涯で6頭のパンダと赤ちゃん作りを試みましたが、残念な事に赤ちゃんを授かることはできませんでした。
しかし「リンリン」の武勇伝として
”生涯で世界一飛行機で距離を飛んだパンダ”！
として有名になりました。その距離何と10万Km！地球を２周半を飛んだことになる凄いパンダなんですよ〜。
（オス）
今回ニュースで5年ぶりにパンダの赤ちゃんが誕生！と話題になっており、現在その上野動物園で飼育されている「リーリー」と「シンシン」の間に生まれた初めての赤ちゃんです。
ただ、生まれて間もなく母乳が赤ちゃんパンダの気管に入ってしまい肺を悪くし亡くなってしまいました。本当に残念でした＞＜
赤ちゃんパンダの誕生と驚くべき苦労
歴代のパンダをご案内しましたが、ジャイアントパンダの生涯の中でも”妊娠”というのは”本当に難しい”ということは感じていただけたと思います。
でもなぜこれほどに赤ちゃんパンダの妊娠は難しいのでしょうか？？
それは理由の一つにジャイアントパンダは
発情する期間が短すぎることが挙げられるのではないか。
まずパンダが発情する期間は1年間に２週間程と言われています。
その中でも受精できる期間が”約3日間”と限られているんです。
これはびっくりしますね、、人間は何とか毎月１度はチャンスがありますが、それでも待望して兆しも何も無かった時には涙を流すくらい辛い気持ちになりますから。
それがジャイアントパンダの場合は年に3日。。
もちろん人工授精というやり方がありますがかなり成功率が低く、パンダのちょっとした精神状態や、たとえ妊娠しても外見的にお腹が膨らんだりすることがないので判断しにくく、とてもわかりにくいということもあるようです。
だから逆に赤ちゃんができた時の喜びは相当なレベルですっ！
今回の「シンシン」と「リーリー」の貴重な発情した姿がこちら
上手くいけば妊娠期間は約80日〜180日（個体差が半端ない）で生まれます。
1ヶ月程で白と黒の斑点模様になり、普段僕らがイメージするパンダっぽくなって行きます。
その後1年半ほどで徐々にアグレッシブになり、2年くらいする頃には母親のもとは離れ独り立ちをします。
基本は一匹狼ならぬ１匹パンダ的な生活スタイルなので、沢山で群れるようなことはせず天敵が来たら木に登って避けたり、普段は警戒しながらもゴロゴロして暮らしています。主に食事タイムですね。
また飼育されずに野生でそんな感じで暮らしてたら、オスやメスに出会えるの？と思いますが、パンダはお尻からでるフェロモンやおしっこで縄張りをはったりするので、森を通りかかってお互い気づくことがあるのでしょう。
余談ですが「ランラン」と「カンカン」の子供については「ランラン」が亡くなった後に発覚した事らしいのですが、
「ランラン」を解剖した際にお腹の中に、後１ヶ月で生まれるはずだった赤ちゃんが発見されたというお話も聞いたことがあります。是非日本に生まれて来て欲しかったですね＞＜
意外と知らないパンダの秘話
パンダは生まれた時の大きさは
体長が約15～17cm、体重は約100～150gとめちゃくちゃ小さいんです。
その後1年程で40kg〜、その後100〜130kgクラスにまで成長するんですからどれだけ食べるのかと思いますねっ。すごい食欲。
またパンダには知られざる第６の指があって、通常は人間と同じで５本なんですが
この親指の付け根に指のようなコブがあり、これを上手く利用して物を挟み草やたけのこを食べるらしいです。
またこれは有名な話ですがパンダの漢字も面白いですよねっ
”大熊猫”（パンダ）
猫なのかよ！w って思いますが、
日本ではクマ科に属し中国ではパンダ科に属するらしいです、国によってカテゴリーが違うみたいです。
以上、ジャイアントパンダについて少しは知れましたでしょうか？
また是非上野動物園に新しく生まれた赤ちゃんパンダを見に行きたいですね。
赤ちゃんパンダ
最後にパンダ萌え萌え動画をどうぞw めちゃくちゃ可愛いですよっ♫
【赤ちゃん更新情報：6月23日】
なんと今回シンシンが産んだ赤ちゃんパンダですが、性別はメスだったとのことです。
パンダの赤ちゃんは性別の判断がかなり難しいみたいですが、中国の機関に画像を送ったりしてちゃんと検査したみたいです。
いやぁ嬉しいですねっ！これでもしかしたら
将来大きくなった時に子供が産めるということですねっ。
さらに楽しみが増えました！
【赤ちゃん更新情報：７月４日】
赤ちゃんパンダの、健康状態が発表されましたねっ
問題なく順調に育っているみたいですよ〜♫
性別：メス
体重：６０７.９g
体長：２３.４cm
１０日ほどで体重が２倍になったそうです＾＾
無事に大きくなってね＞＜♫
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【赤ちゃん更新情報：7月１２日】
パンダの赤ちゃんの名前募集は、今月7月２８日より
始まるみたいですね。
パンダについて詳しい中国によると、パンダは
生まれてから、１００日間生きるとその後長生きするらしく、
もしこのまま順調に行けば、9月ごろに
名前のお披露目がありそうですね！
楽しみですっ。
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